なぜこの本を読もうと思ったのか?
私の母は自分自身を天才と思い込んでいて、自分だけが特別という考えが強い人です。また自分以外を人と見ておらず、自分と違う考え方や感情があることをわかっていないような気がしていました。母との関りが難しいことに子供の頃から悩んでいました。

どうして母はそう思うのだろう?
疑問を持った時、母の特徴をネットで探すと、自己愛性パーソナリティー障害という検索結果に辿り着いたのです。とにかく何か本を読んでみようと思い、まず手に取ったのがこの本でした。
わかりやすく、一通り網羅されている
他にも自己愛性パーソナリティー障害の本を読みましたが、こちらの本は専門用語が少なく、イラストや図解によってわかりやすく説明されていました。精神、心理に知識がない私にでも易しくわかりやすかったです。
本のボリュームはなく、全体で100ページほどです。時間をかけずにぱっと知識をつけられてよかったと思っています。
自己愛性パーソナリティー障害の特徴、基礎知識、患者像、現れ方、タイプ、関連疾患、心理、病因、治療法、自己愛性パーソナリティー障害の人に対してできること、してはいけないことなど…一通り網羅されていました。
読んでよかったと思うこと
私はこの本を読んで、母以外の家族も自己愛性パーソナリティー障害の特徴があり、どういう気持ちでいるのか、生きづらさや、なぜ自己愛性パーソナリティー障害になってしまったのかがわかってよかったと思っています。今まで家族に対し怒りを覚えていたこと、モヤモヤしていたことに知識が加わり、家族一人ひとりに対する見方が変わりました。
母だけでなく姉や父のことも「もう責めることをやめよう」と思うことができました。それはこの本を通して病因があること、彼らなりの辛さや生きづらさを抱えていることが分かったからです。
備忘録
自己愛性パーソナリティー障害の人は「理想の自己」、「無価値の自己」の間で揺れている。
恥や劣等感などの感覚で精いっぱいなので、自分の心の状態ですら掴み取れず、他者の気持ちを想像できず共感できない。
原因ははっきりしないが、もともと持って生まれた気質に加え、自己愛の病理は家族関係の中で育まれて行くものであり、煮詰まった家族関係は家族メンバーそれぞれに影響を与える。
子供の時に共感してもらいたいときに共感してもらえなかった経験、両親の不和、親子の世代間境界がはっきりしていなかったことが自己愛の歪み、ひいては生きにくさにつながってしまうことがある。
患者は何かしら具体的な問題を抱えている。うつ、摂食障害、心身症など
「常に注目の的でありたい」という気持ちが、体の病気や症状を生み出したり、悪化させてしまったりすることもある。
家族機能、それぞれの役割を見直すことが大切
自分と向き合う。自分を取り戻せるのは自分だけ!
こうなったのは誰かのせいではない。良いところにも注目してお互いを尊重する。
心療内科や保健センターなど悩みを相談する。



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